2020/07/07
【コラム】住宅の燃費ってどうやってわかるの?
住宅の性能の重要性については過去のコラムでご紹介してきました。
では、その性能を比べるための基準はどうやって知れば良いと思いますか?
その一つに住宅性能を可視化した【BELS評価書】というものがあるのをご存じでしょうか?
BELS(=Building-Housing Energy-efficiency Labeling System)
「建築物省エネ性能表示制度」の通称で、「ベルス」と読みます。
第三者の評価機関が新築住宅や既存住宅の省エネ性能を評価し、
認証する制度のことです。
日本ではこのBELSが省エネ表示制度の努力義務に対応した
住宅・建物を省エネ性能で格付けする唯一の第三者認定の証明書となっているんです。
新築、既存の双方とも、“建てたとき”の省エネ性能で評価されます。
BELSは星の数で省エネ指数を「5段階評価」で客観的にランク付けします。
BELSでは同じ計算方法で「一次エネルギー消費量」を算定します。
これは、私たち消費者にとって、
省エネ性能という物差しで建物の「燃費」がわかるということなんです。
車や家電などのように省エネ性能について第三者から評価・ラベリングされていれば、
購入するときの判断材料のひとつになりますよね。
5段階評価の5つ星で省エネルギー性能表示のグレードを評価することで、
専門知識のない一般の人にもわかりやすく目で見て判断できるようになりました。
住宅の価値が第三者から評価されているため、
確かな性能を安心してお届けすることが出来るんです。
一生に一度の買い物となる「家」だからこそ、BELSを正しく理解して、
購入する判断材料にしてくださいね。
ベル・ホームでは1棟毎にBELS評価書を申請しています。
BELS評価書に記載されているUA値とは、家全体の断熱性能。
住宅全体の残熱性能を表す指標です。
簡単に言うと熱の逃げにくさを表していて、数値が小さいほど高性能になります。
現状日本には、UA値の基準が乱立しており、どこまで目指すかは意見が分かれています。
◇省エネ基準
2020年に完全義務化になる予定だった基準で、断熱基準は「UA値0.87以下」となっています。
省エネ基準とは言っていますが、さほど厳しい基準ではなく、
この基準をクリアしたところで、さほど省エネな家にはなりません。
◇ZEH(ゼッチ)基準
発電エネルギー=消費エネルギーを目指そうとする基準。
ZEHで満たすべき項目はたくさんありますが、
そのうちの一つである断熱性能の基準が「UA値0.6以下」です。
省エネ基準より、厳しい基準になっています。
北海道のZEH基準で推奨されているUA値は0.4以下となっていますが、
この数値は地域ごとで異なります。
確かに沖縄に建てるお家と北海道に建てるお家で基準が同じわけはないですよね。
大事なのは自分の住んでいる地域のちょうどいいを選ぶことです。
ベル・ホームではUA値平均0.4以下となっていますので、
日本全国どこに建てても十分な高断熱住宅をうたえるかと思います。
さらに、BELSの最高等級★★★★★が標準となっています。
また、住宅性能の高い家づくりに取り組んでいます。
家作りには重要なポイントがまだまだたくさんあります。
ぜひ、賢い家づくり勉強会に参加してみませんか。
ベル・ホームでは家づくりのポイントがまるっと分かる150分集中型のセミナーを実施しています。
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(日程は不定期のため日程のご案内をいたします)。
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住宅について賢く勉強して見るべきポイントをしっかり押さえ、
後悔のない家づくりをしてくださいね。