ガデリウス社製の断熱玄関ドア(スウェーデンドア)のメンテナンスについて

こんにちは、リフォームリノベチームリーダー松本です。
まず、オーナー様にお詫びをしたいと思います。
入社当時、「ガデリウス」という名前を聞いたとき、まず何よりも名前が強そうでかっこいい、と感じました。
ギリシャ神話の神様?歴史的人物?↑↑↓↓←→←→BAで有名なゲームの兄弟分?武器の名前?と想像をしていましたが、先輩スタッフに聞くと、「ガデリウス=木製玄関ドア」の名前だよ、と教えてくれました。
なるほど、「YKKの『ヴェナート』、LIXILの『グランデル』みたいな商品名か」と納得し、数年間、当社で使用する木製玄関ドア=ガデリウスということで、オーナー様に「ガデリウスは~」「ガデリウスの~」と説明していました。
ある日、「ガデリウス」について調べようと思い検索をしましたが、「ガデリウス・インダストリー」というスウェーデンの会社のホームページは出てくるのですが、私の知っている「ガデリウス」は出てきませんでした。
それもそのはずで、「ガデリウス」は会社の名前で、「ガデリウス・インダストリー」が作っている玄関ドアを、私はずっと「ガデリウス」と知ったかぶりで呼んでいたのでした。
木製断熱玄関ドアの代表的な存在であるこのドアと、会社名のインパクトが相まって、私のような勘違いをしている人は多いのではないか、という気がします。
私が「ガデリウス」と思っていたドアの本当の商品名は「スウェーデンドア」です。
「スウェドア」という略称も聞いたことがあったのですが、それとは別物だと思い込んでいました。
以前ブログを書いたときも、「ガデリウス」と迷わず書いていたと思うので、その記事のデータが消えてなくなっていてよかった、としみじみ感じます。黒歴史を塗り替えるべく、今回改めてメンテナンス方法を記事にします。
なお、断熱性能などは折り紙付きのため、今回は省略します。

[目次]
スウェーデンドアのメンテナンス
当社が標準仕様の一つとして採用しているスウェーデンドアは、面材・枠材ともにチーク材を使用したものです。
チークの無垢の挽板を使用しているため、耐久性はかなりのものだろう、と簡単に想像できますが、風雨にさらされる環境で使用していると、日焼けや雨による色あせ、かさつき、黒カビなどが目立つようになってきます。
経年変化を楽しむこともできますが、新築当時の風合いを残したい、という方もいらっしゃいます。
そのような場合の対処法については、取扱説明書(ユーザーマニュアル)にも詳しく記載があるのですが、あえてここでも書いてみようと思います。
ちなみに、長い間メンテナンスをせずに風雨に晒されたままの状態で放置していると、だんだんと灰色になってきます。
灰色になっても、表面をうっすら削ってみると、その下からはまた元の色が出てくるので、劣化知らずのいい木だなと、いつも思います。
なお、オーク材を使用したドアもありますが、今回は省略します。
しないほうがいいこと、したほうがいいこと
基本的には取扱説明書のとおりにメンテナンスをしていただければよいので、この記事を読まれた方には特にすることがないかもしれませんが、念のため書いておこうと思います。
しないほうがいいこと
膜を作るような塗料の使用はお勧めしません。
外部塗装が趣味だという方や、休日にご家族でイベントとして塗装をされるという方であれば良いのですが、塗り替えまでに期間が空いてしまうと、塗膜が破れたところから水が入り込み、破れていない部分にまでしみ込んでしまいます。
すると、濡れてもそのうち乾く、という機能が働かなくなり、しみ込んだ水が残ったままになって蒸れて腐る原因になります。
腐ってしまうと取り返しがつきません。
また、塗膜ができるタイプの塗料はどうしてもべた塗りになってしまうため、せっかくのチーク材の木目や色味が損なわれてしまい、もったいないと思います。
実体験ですが、かつて実家に木製の外階段がありました。塗装することなく20年以上使用していましたが、特に危ないな、と感じることはありませんでした。
ところが、家の外壁塗装をお願いした業者さんが気を利かせてペンキで塗装してくれたところ、塗ったばかりはきれいだったものの、だんだんと腐り始め、4~5年後には使用することができなくなってしまいました。
したほうがいいこと
マスキング、養生はしたほうがいい作業です。塗料としてお勧めしている外装用クリアは、はちみつのような色をしています。塗っていくと水に濡れたように明るい色になり、乾くと汚れや水をはじいてくれるようになります。チーク材は液体がしみ込みにくいのですが、オイル系は比較的しみ込みやすい感じです。
色があまり付いていないうえに塗りやすく、作業も早くきれいに終わるのですが、マスキングをせずに塗ってしまうと、ドアハンドルやシリンダー錠、丁番などの金物、外壁材に塗料が付着し、べたつきや変色の原因になります。また、タイルや土間コンクリートに落ちると除去することが難しいです。
早く塗装したい、という気持ちをぐっとこらえて、マスキング、養生をしっかりと行ってください。
カビが生えた場合
定期的なメンテナンスをしようと思っても、ついつい時間が経ってしまい、気が付いたらポツポツと黒い点々がドアに付いている、ということがあります。
あまりにひどい場合は、いったんリセットを兼ねて、まずはカビ取り、その後に下地の研磨をすることもあります。
市販のカビ取り剤を使用することでカビは落ちますが、成分によっては色が白けてしまいますので、カビ取りの作業が必要になった場合は、弊社にご依頼いただいた方が安心かもしれません。
最後に
今回スウェーデンドアについて書ききれなかったことや、記事には書いていないけれど気になること、また「自宅に採用してみたいけれど、実際のところどうなの?」といったご質問があれば、ご遠慮なくお問い合わせください。
普通の玄関ドアと比べて手がかかると思われるかもしれませんが、時間の流れとともに一点ものに仕上がっていく我が家のドアとして、愛着を持って手をかけていただけると、お勧めした弊社としてもうれしく思います。
読んでいただきありがとうございました。

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